CASE 施工事例

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泉佐野市T社曝気槽及び鉄骨やり替え工事

工場一式

鉄を取り扱う工場の、曝気槽(ばっきそう)という鉄製の巨大な水槽やそれを支える鉄骨が、50年の年月と塩酸などによって著しく腐食していたため、それらを一式新しいものにやり替える工事です。

施工前

施工後

工事内容
・既存曝気槽および鉄骨架台解体撤去
・曝気槽タンク製作(鉄板厚み6mm、総重量3.3t)、さび止め塗装、一部内部FRP防水
・鉄骨加工(約3t)、建て方

1長年の使用と塩酸などにより著しくサビており、一部穴もあき始めていたため、補修ではなく新規やり替えとなります。

2まずは新しいタンクの製作にかかります。一枚の大きな鉄板からタンクに加工していきます。

3溶接するための開先加工、黒皮除去などの工程を済ませた鉄板を、タンクの形に仮組みしていきます。

4仮付け溶接ののち、ひずみを防ぐための補強アングルを溶接し、本付け溶接と進みます。

5溶接部分に欠陥がないかどうかのカラーチェックで自主検査をしています。

6約10日間でタンクが完成しました。

7さび防止の塗装を施します。

8完成したタンクを現場に搬入します。2.5tを持ち上げられるフォークリフト2台を使って、トラックから降ろします。

9この後、現地でタンク内のFRP防水へと続きますが、天気予報では雨が続くので、雨でぬれないようにブルーシートの屋根を仮設します。

10FRP防水の施工状況です。塩酸など劇薬を扱うため、鉄が簡単にさびないようにコーティングが目的です。

11ガラス繊維のシートを貼り、樹脂をぬるという作業を複数回施して積層していきます。

12既存の曝気槽の解体に入ります。ガス溶断を使って、火災にならないよう厳重注意しながら解体していきます。

13さびや沈殿物などが付着しており、廃材処理には手間がかかります。

14新しく建てる鉄骨架台の部材もトラックから降ろして、

15クレーンで現地まで搬入します。

16新しい鉄骨の建て方です。工場での加工精度が良ければ、スムーズに現場で取付けられます。

17見事、バッチリ現場に収まりました。

18新しいタンクを現地に100トンクレーンで搬入します。

19モーターなど設備機械を戻して、完了となります。ご依頼いただき誠にありがとうございました。